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2025.07.02 更新
2025.07.02 更新

広告運用の仕事内容を徹底解説|選考時にアピールすべきポイントも紹介

Written By
Y.F.

HR担当兼コンテンツプランナー

「広告代理店の仕事って、なんだか華やかで面白そう!」 「でも、具体的に何をしているんだろう?」

就職活動を進める中で、広告業界に興味を持ち始めたあなたは、今こんな風に感じているかもしれません。

一口に広告代理店の仕事といっても、その役割は多岐にわたります。もしあなたがこれからの広告業界で活躍したいと考えるなら、絶対に知っておいてほしい、今、最も市場価値が高まっている仕事があります。

それが、今回ご紹介する「広告運用」という職種です。

この記事では、

  • 広告運用の具体的な仕事内容
  • 仕事を通して得られるスキルや、やりがい
  • 逆に、大変だと感じる部分
  • 選考でアピールすべきポイン

など、広告運用について深く、そして正直にお伝えしていきます。

「広告運用って初めて聞いた」「自分に向いているのかな?」と感じている方も、この記事を読み終える頃には、きっとその魅力や面白さを理解していただけると思います。

この記事を読んで「もっと詳しく知りたい!」「この仕事、面白そう!」と感じていただけたら、ぜひ当社の会社説明会にエントリーしてみてください。お待ちしています!

広告運用者が具体的にどのようなスケジュールで仕事をしているのか?一日の仕事の流れについて紹介した記事も作成しております。広告運用にご興味を持たれた方は、こちらの記事もご覧ください。

広告運用とは?何故広告業界で重要視されているの

まずは「広告運用」という仕事の基本的な部分と、なぜ今、この仕事が広告業界でこれほどまでに注目されているのか、その背景からご説明します。

広告運用とは?運用型広告の配信に必須なポジション

広告運用とは、一言でいうと「運用型広告」の効果を最大化させるための専門職です。

皆さんが普段、何気なく目にしているインターネット広告の多くは、実はこの「運用型広告」にあたります。

  • GoogleやYahoo!で検索した時に、検索結果の上部に出てくる広告(リスティング広告)
  • YouTubeを見ている時に流れる動画広告
  • X(旧Twitter)やInstagram、Facebookのタイムラインに表示される広告
  • ニュースサイトやアプリの閲覧中に表示されるバナー広告

これらはすべて運用型広告の一例です。

これらの広告の大きな特徴は、「広告の表示回数」や「クリック数」に応じてリアルタイムで費用が発生する点や、広告の出し方(ターゲット、予算、クリエイティブなど)を柔軟に変更できる点にあります。

テレビCMや雑誌広告のように「広告を出したら終わり」ではありません。広告を配信した後も、表示回数やクリック数といった広告の成果をリアルタイムのデータで確認し、その結果に基づいて改善を続ける必要があります。

例えば、「広告文をよりクリックされやすいものに変更する」「成果の出やすいターゲット層に広告費を集中させる」「日々の予算配分を見直す」といった作業を継続的に行います。

この、運用型広告の広告配信の設定を行うことから広告成果の分析、改善までの一連の流れを専門的に行うのが「広告運用者」です。 クライアントのビジネス目標を達成するために、データと向き合い、最適な広告配信を追求する、まさにWebマーケティングの最前線に立つ仕事といえるでしょう。

運用型広告の需要増加とともに広告運用者の重要度も増してる

では、なぜ今、広告運用者の重要性が増しているのでしょうか。その答えは、広告市場の変化にあります。

スマートフォンの普及により、私たちの生活の中でインターネットに触れる時間は圧倒的に長くなりました。それに伴い、企業が広告にかける費用も、テレビや新聞といった従来のマスメディアから、インターネット広告へと大きくシフトしています。

特に、先ほど説明した「運用型広告」の市場規模は年々拡大しており、今やインターネット広告費の大半を占めるまでになっています。

媒体特徴
マスメディア広告
(テレビ、新聞など)
一度に多くの人に届けられるが、効果測定が難しく、修正が困難。
運用型広告
(Web広告)
届けたい層に絞って配信でき、効果を数値で可視化し、
リアルタイムで改善が可能。

企業にとって、広告の費用対効果を正確に把握し、改善できる運用型広告は、ビジネスを成長させる上で欠かせないツールとなりました。この運用型広告の需要が爆発的に高まったことで、その専門家である「広告運用者」の存在価値も飛躍的に向上しているのです。 高度な知識とスキルを持つ広告運用者は、クライアントの事業成長に直接貢献できる、非常に市場価値の高い人材として求められています。

広告運用者の具体的な仕事内容解説

広告運用の重要性をご理解いただけたところで、次に、広告運用者が日々どのような業務を行っているのか、具体的な仕事内容を4つのステップに分けてご紹介します。 下記のサイクルを回し続けることが、成果を出すための鍵となります。

広告配信戦略の提案

広告運用の仕事は、いきなり広告を設定することから始まるわけではありません。まず最初に行うのが、クライアントのビジネス目標を達成するための「広告配信戦略の立案と提案」です。

クライアントが抱える課題は、「商品の認知度を上げたい」「Webサイトからの問い合わせを増やしたい」「ECサイトの売上を伸ばしたい」など様々です。 私たちはまず、クライアントへのヒアリングを通じて、その最終的なゴール(KGI)と、それを達成するための中間目標(KPI)を明確にします。

その上で、以下のような情報を徹底的に調査・分析し、最適な戦略を練り上げていきます。

  • 市場・業界の調査: 今、その業界は伸びているのか、どんなトレンドがあるのか。
  • 競合他社の分析: 競合はどのような広告を、どの媒体に出しているのか。その強み・弱みは何か。
  • クライアントの強みの分析: 他社にはない、クライアント独自の魅力は何か。
  • ターゲットユーザーの分析: 商品やサービスを本当に必要としているのはどんな人か。年齢、性別、興味関心、ライフスタイルなどを具体的にイメージします。

これらの分析結果をもとに、「どの広告メディア(Google, YouTube, Instagramなど)に」「どのようなターゲット層に対して」「どんな広告文やバナー画像で」「どれくらいの予算をかけて」広告を配信すべきか、という具体的なプランを企画し、クライアントに提案します。

この戦略立案フェーズが、広告運用の成果を大きく左右する、非常に重要な土台となります。

広告の設定

クライアントから戦略の合意を得られたら、次はいよいよ「広告の設定」作業に入ります。

提案した戦略に基づき、各広告媒体の管理画面上で、キーワード、広告文、ターゲット、予算などを一つひとつ丁寧に入力していきます。

この設定作業は、極めて高い正確性が求められるフェーズです。なぜなら、たった一つの設定ミスが、大きな損失に繋がってしまう可能性があるからです。

<設定ミスの例>

  • 広告配信の設定ミス:本来、7月1日から解禁すべき情報を、誤って6月中に広告配信する設定にしてしまった。
  • ターゲティングのミス: 広告を配信する地域を「東京都」に限定すべきところ、誤って「全国」に設定してしまい、無関係なエリアに広告費を浪費してしまった。
  • リンク先URLのミス: 広告をクリックした先にリンクするページのURLを間違えて設定してしまい、せっかく興味を持ってくれたユーザーを逃してしまった。

このようなミスを防ぐため、個人個人が細心の注意を払って作業を進めることはもちろんですが、多くの広告代理店ではダブルチェックの体制を敷いています。広告運用者は、この作業を正確に行い、ミスを事前に防ぐ体制を敷くことが重要な業務の一つです。

広告の集計、分析

広告配信が開始されたら、その成果を「集計し、分析する」ことが日々の重要な業務となります。 運用型広告は、配信結果がすべて数値データとして可視化されるため、このデータを正しく読み解く力が求められます。

具体的には、以下のような指標を集計・追跡します。

  • 表示回数(インプレッション): 広告が何回表示されたか。
  • クリック数: 広告が何回クリックされたか。
  • クリック率(CTR): 表示された回数のうち、クリックされた割合。広告の魅力度を示す指標。
  • コンバージョン(CV)数: 商品購入や資料請求など、広告の最終成果が何件発生したか。
  • コンバージョン率(CVR): クリックされた回数のうち、コンバージョンに至った割合。
  • コンバージョン単価(CPA): 1件のコンバージョンを獲得するために、いくら広告費がかかったか。

これらのデータを、日次・週次・月次といった単位で集計・比較し、「なぜ、この広告はクリック率が高いのか?」「先週と比べて、なぜCPAが悪化してしまったのか?」といった要因を分析します。

単に数値を眺めるだけでなく、その背景にあるユーザーの心理や行動を想像し、「成果が良かった要因」「悪かった要因」を特定するための仮説を立てることが、このフェーズの最も重要なポイントです。

次の施策の提案

分析によって得られた仮説をもとに、広告効果をさらに改善するための「次の施策を考え、提案する」のが最後のステップです。

例えば、

  • 「AとB、2種類の広告文をテストした結果、Aの方がクリック率が高かった。そのため、来週からはAの訴求内容に寄せた新しい広告文Cを追加でテストしてみましょう」
  • 「20代女性よりも、40代女性の方がコンバージョン率が高いことが分かった。そのため、40代女性への配信予算を増やし、40代女性によりクリックされそうなバナー画像に変更してみましょう」
  • 「特定のキーワードからのサイト流入は多いものの、全くコンバージョンに繋がっていない。このキーワードは配信の除外設定を行い、無駄な費用を投下しないようにしましょう」

といった具体的な改善案をクライアントに報告・提案し、承認を得た上で、再び「広告の設定」に戻ります。

このように、「戦略提案(Plan)→ 広告設定(Do)→ 集計・分析(Check)→ 次の施策提案(Action)」というサイクル(PDCAサイクル)を高速で回し続けること。 これこそが、クライアントの目標達成に貢献するために非常に重要なポイントになります。

広告運用の仕事を通して得られるスキル

これまでの内容を読んでいただき、広告運用の具体的な仕事の流れはイメージできたでしょうか。 日々データと向き合い、改善を繰り返すこの仕事は、決して楽ではありませんが、その分、他では得られない専門的なスキルを手にすることができます。

ここからは、広告運用者として働くことで得られる代表的な4つのスキルをご紹介します。

顧客へのヒアリング力

広告運用で成果を出すためには、クライアントが本当に解決したい課題は何か、そのビジネスの根幹にある想いは何かを深く理解する必要があります。そのためには、相手の発言の意図を汲み取り、潜在的なニーズを引き出す「ヒアリング力」が不可欠です。

例えば、クライアントから「新商品のプロモーションにYouTube広告を使いたい」というご要望があったとします。

そのままご要望通りにYouTube広告の準備を進めることもできますが、優れた広告運用者は「その広告で、最終的にどのような目標を達成したいですか?」と一歩踏み込んで質問をします。 対話を重ねるうちに、クライアントの一番の目標が「事業全体のCPA(顧客獲得単価)を下げて、効率よく新規顧客を獲得すること」だと判明したとします。

もちろんYouTube広告も有効な手段の一つですが、CPAを最優先で改善するなら、商品やサービスを自ら探している購買意欲の高いユーザーにアプローチできる「検索広告」を強化する方が効果的な場合があります。

その場合、「CPAを下げるという目標を達成するためには、まず検索広告の強化から始めませんか?」と、クライアントの本当の課題解決に繋がる、より最適な選択肢を提案することができます。

このように、表面的な要望を鵜呑みにせず、対話を通じて本質的な課題を引き出すヒアリング力が、広告運用の仕事を通して身につけられます。

当社の研修では、このヒアリングから提案までをロールプレイング形式で実践的に学ぶ機会を設けている部署もあります。未経験からでも、商談の場でクライアントに信頼される提案ができるまで成長できる環境が整っています。

情報をキャッチアップする力

Web広告の世界は、まさに日進月歩。毎月のように新しい広告メディアがリリースされたり、既存の広告メディアでも媒体のアルゴリズム(広告が表示される仕組み)がアップデートされたりします。去年まで最善だった手法が、今年にはもう通用しなくなる、ということも珍しくありません。

そのため、広告運用者には、常にアンテナを高く張り、業界の最新情報を自ら学び、吸収し続ける「情報キャッチアップ力」が求められます。 新しい知識を積極的にインプットし、それをクライアントへの提案に活かすことで、競合他社の一歩先を行く成果を出すことができるのです。

この変化の速さを「大変だ」と感じるか、「面白い」と感じるかが、この仕事を楽しめるかどうかの分かれ道かもしれません。 プライムナンバーズでは、媒体毎に最新情報を入手した際に、すぐに社内全体へ共有する仕組みが整っています。 チーム全体でスピーディーに情報をキャッチアップし、運用に活かせる環境があるのは、当社の強みの一つです。

数値を分析する力

広告運用の仕事は、日々の成果がすべて数値で現れます。そのため、膨大なデータの中から課題や改善のヒントを見つけ出す「数値分析力」は、広告運用者のコアスキルと言えるでしょう。

「広告のクリック率が先月より上がったのは、広告文を変更したからか、それとも競合の広告表示が減ったからか?」 「申込率が先月より下がったのは、サイトに流入したターゲティングに変化があったからか、それとも競合のwebサイトが値下げを行ったからか?」

このように、数値の変動に対して「なぜそうなったのか?」という問いを立て、複数のデータを掛け合わせながら仮説を検証していく、論理的な思考力が鍛えられます。このスキルは、数字に基づいて客観的な事実を捉え、的確な判断を下す能力であり、広告業界に限らず、あらゆるビジネスシーンで通用する強力な武器となります。

プライムナンバーズの研修では、単にレポートの数値を集計するだけでなく、「なぜこの結果になったのか」を分析するという内容もあります。

ミスなく正確に設定する力

先ほどの仕事内容でも触れましたが、広告設定における一つのミスが、クライアントに大きな金銭的損害を与えてしまう可能性があります。 そのため、広告運用者には、細かい作業をミスなく、正確に遂行する力が強く求められます。

例えば、キャンペーンの終了日を間違えたり、配信エリアの設定を誤ったり、広告文に誤字脱字があったり、といったヒューマンエラーは、絶対に避けなければなりません。

このようなプレッシャーの中で、常に冷静に、そして慎重に作業を進める習慣が身につきます。これは、仕事における「信頼」を築く上で、非常に基本的ながらも重要なスキルです。

もちろん、人間である以上、100%ミスを防ぐことは困難です。そこでプライムナンバーズでは、設定者自身によるセルフチェックリストの運用に加え、必ず別の担当者が二次チェック(ダブルチェック)を行う体制を徹底しています。 これにより、ヒューマンエラーを組織的に防止し、高品質な広告運用を実現しています。

ここで紹介したスキルはあくまで一例になります。広告業界だけでなく、ビジネスにおいて重要になるスキルが身につきますので、お仕事を通して自信のスキルアップをしたいという方には、学べることが多い環境であると思います。

広告運用の仕事で大変に感じるポイントとは

ここまで広告運用の魅力や得られるスキルについてお話してきましたが、どんな仕事にも大変な側面はあります。 ここでは、皆さんにリアルな仕事のイメージを持ってもらうために、広告運用の経験者でもある私の視点で「正直、ここが大変!」と感じるポイントをご紹介します。

提案内容に正解がない点

広告運用の世界には、「これをやれば絶対に成功する」という唯一無二の正解は存在しません。 例えば、A社というクライアントで大成功したターゲティング設定が、全く同じ業種のB社で通用するとは限りません。市場の状況、競合の動き、ブランドの立ち位置、ターゲットユーザーの特性など、様々な変数が複雑に絡み合うため、常にそのクライアントにとっての「最適解」をゼロから模索し続ける必要があります。

そのため、「一度覚えたやり方を繰り返せばいい」というわけにはいかず、常に「もっと良い方法はないか?」「なぜ、この施策はうまくいかないのか?」と、自ら問いを立て、仮説を立て、検証し続ける思考の体力が求められます。

裏を返せば、常に新しい挑戦ができる刺激的な環境とも言えますが、考えることをやめられない、という大変さは確かに存在します。 探求心や知的好奇心が旺盛な人には向いていますが、ルーティンワークを好む人には少し大変に感じるかもしれません。

成果はすぐに上がらない、日々細かく数字をチェックしないといけない

広告運用は、たった一つの施策で、いきなり売上が2倍、3倍になる、といった劇的な成果改善が出来ることはほぼありません。

多くの場合、広告文の小さな表現を変えたり、ターゲット設定を少し調整したり、広告メディア毎の予算を細かく変更したり、といった地道な改善をコツコツと積み重ねていくことで、少しずつ成果を向上させていきます。

そのため、短期的な結果に一喜一憂せず、最終的なゴールから逆算して中長期的な戦略を描き、それを日々の具体的なアクションに落とし込んでいく計画性が不可欠です。

これまでの人生で、何か月、あるいは何年といった長い時間をかけて、一つの目標を達成したという経験が少ない方は、成果がすぐに出ないことにもどかしさを感じ、大変だと思うかもしれません。

毎日広告の配信に気を配る必要がある

私たちが休日を楽しんでいる間も、運用型広告は24時間365日、インターネット上で動き続けています。

そのため、休日中に「急に広告の配信が止まってしまった」「何らかの要因で、広告費が異常なペースで消化されている」といった、予期せぬトラブルが発生する可能性はゼロではありません。

もちろん、毎日PCに張り付いているわけではありませんが、自分が担当するクライアントの広告が問題なく動いているか、常に頭の片隅で気に掛ける必要があります。特に、心配性な性格の人は、休日でも心が完全に休まらないと感じてしまうことがあるかもしれません。

ただ、これには対策もあります。例えば、金曜日の退社前に、休日の配信設定に間違いがないか、予算の上限設定は正しいかなどを入念に再確認しておく。そうすることで、「やるべきことはやった」と気持ちを切り替え、安心して休日を過ごすことができます。 オンとオフの切り替えを上手に行うことも、広告運用者として長く活躍するためのコツの一つです。

予算調整が難しい

運用型広告の多くは、広告がクリックされるたびに費用が発生する「クリック課金制」です。クライアントから預かった月間の広告予算を、効果を最大化させながら使い切る「予算調整(ペース管理)」は、特に慣れないうちは非常に難しく感じるポイントです。

例えば、月の前半に広告費を使いすぎてしまうと、月の後半に予算が不足し、配信量を落とさないといけなくなります。しかしそのタイミングで、新サービスの発表などがあり、企業への注目度が高まっていたとすると、申込機会の損失を生んでしまう可能性があります。

逆に、慎重になりすぎて予算を余らせてしまっても、申込数を最大化して欲しいクライアントの要望に応えたとは言えないでしょう。

そのため、広告運用者は常に「今日までの予算着地金額の見込みはいくらか」「この予算ペースで進むと、月末の着地金額はどうなるか」を予測しながら、日々の予算配分を細かくコントロールしています。 具体的には、Excelを用いて、毎日の予算使用金額や申込数の進捗率を管理し、「現状の予算が使い切れるのか」「目標の申込数を達成できるのか」を常に可視化しながら調整を行っていきます。この緻密な管理能力が身につくまでは、大変だと感じるかもしれません。

以上、広告運用で大変に感じられる可能性のあるポイントをご紹介しました。しかし、これらを「大変だ」と感じるかは個人の捉え方次第です。難しい部分があるからこそ、計画通りに進んだ際のやりがいは大きいので、ぜひ前向きに捉えていただけると幸いです。

広告運用の職種の選考を受ける際は、以下の点をアピールしよう

ここまで広告運用の仕事内容、得られるスキル、そして大変な点までお伝えしてきました。 その上で、「この仕事に挑戦してみたい!」と強く感じてくれたあなたへ。 最後に、広告運用の職種の選考を受ける際に、どのような経験や能力をアピールすれば効果的なのか、現役の採用担当者の視点でご紹介します。 ぜひ、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を考える際の参考にしてください。

長期的な目標を設定して、その目標達成のためにコツコツ努力した人

広告運用の計画は、時に1年後、2年後といった未来を見据えて立てられます。 すぐに結果が出ない中でも、最終的なゴールを見失わずに、日々の地道な改善を継続していく姿勢が求められます。

そのため、あなた自身が過去に、何か長期的な目標を掲げ、それに向かって粘り強く努力を続けた経験は、非常に強力なアピールポイントになります。

例えば、

  • 「大学受験のために、1年前から学習計画を立て、毎日3時間勉強することを継続した」
  • 「所属する部活動で大会優勝という目標を達成するため。自分の課題を設定し、それを解決すための練習スケジュールを、大会日から逆算して考えたことがある」

といった経験です。 目標達成までの道のりをどのように計画し、目標達成するための課題を何に設定し、どのように解決していったのか、そのプロセスを具体的に語ることができれば、広告運用者としてのポテンシャルを示すことができます。

数値をもとに提案した経験がある方

広告運用の仕事は、感覚や思いつきではなく、常に「数値(データ)」という客観的な事実に基づいて、次のアクションを決定していきます。 したがって、学生時代の経験の中で、何らかの数値を根拠にして、課題解決のための提案や行動を起こした経験があれば、それは大きな強みとなります。

例えば、

  • 「アルバイト先の飲食店の売上を上げるために、時間帯別の客数や客単価を分析し、顧客の来店が少ない時間限定のセットメニューを店長に提案した」
  • 「所属するサークルの新入生歓迎イベントで、過去の参加者アンケートのデータを分析し、『参加者の満足度が最も高かった企画』を参考にして、今年のイベント内容を企画・提案し、目標とした参加者数を集めた」

といった経験です。 規模の大小は問いません。「現状を把握するために数値を分析し、その分析結果から課題を発見し、解決策を考えて周囲に働きかけた」という一連の経験は、クライアントに戦略を提案する広告運用の仕事にそのまま活かすことができます。

意思伝達能力(コミュニケーション力)がある方

数値分析というと、一人でパソコンと向き合う仕事というイメージが強いかもしれませんが、実際には高い「意思伝達能力(コミュニケーション力)」が求められます。

ここで言うコミュニケーション力とは、単に「話すのが上手い」ということではありません。 以下の2つの側面が重要になります。

相手の考えや意図を、的確な質問によって引き出し、正しく理解する力(ヒアリング力)

②自分の考えや提案の意図を、専門知識のない相手にも分かりやすく、論理的に伝える力(プレゼンテーション力)

例えば、ゼミのグループディスカッションで、意見がバラバラになった際に、それぞれの意見の共通点や相違点を整理し、議論を前に進めた経験。 あるいは、チームの代表として発表する際に、複雑なテーマを誰にでも理解できるよう、構成や言葉選びを工夫した経験

こうした経験は、クライアントやチームメンバーと円滑に仕事を進め、より良い成果を出すために不可欠な「意思伝達能力」の証明となります。

以上の能力はアピールすると良い能力の一例になります。必ずしも上記と同じアピールをする必要はありませんが、一つの参考として考えていただけると幸いです。

広告運用に興味を持った方は、運用型広告の代理店プライムナンバーズにエントリーください

今回は、広告運用の仕事内容から、求められるスキル、そして選考でアピールすべきポイントまで、幅広く解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

広告運用という仕事は、

  • 運用型広告の効果を最大化させる、Webマーケティングの専門職であること
  • 「戦略立案 → 設定 → 分析 → 改善提案」というPDCAサイクルを回し続ける仕事であること
  • 変化が速く、地道な努力も必要だが、その分、市場価値の高い専門スキルが習得できること

を、ご理解いただけたでしょうか。

私たちプライムナンバーズは、この記事でご紹介した「運用型広告」のプロフェッショナルです。高い運用力と豊富な実績で、数々のクライアントの成果向上を実現してきました。

この記事を読んで、 「データに基づいて論理的に課題解決するのは面白そう!」 「専門性を身につけて、お客様のビジネスに貢献したい!」 「変化の速い環境で、自分自身を成長させたい!」などと思っていただけたら、是非お気軽に当社へのエントリーをご検討ください。

皆さまからのエントリーを心よりお待ちしております!

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Y.F.

HR担当兼コンテンツプランナー

言わずと知れた鶏先輩。広告運用をはじめ、採用、担当、品質管理、メディア媒体交渉、マーケティングなど様々な業務を担当し、今自分が何担当なのか?見失う。実はプライムナンバーズ最古参メンバーのひとり。特技は1~1,000までの数字をもらえば、その図鑑番号のポ〇モンを当てられること!